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中島らものその他の本【書評一覧】 > なれずもの
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中島らものラストトーク集。亡くなる直前まで連載されていた対談をまとめたもの。
ならずものになりそこねた「なれずもの」中島らもと、柴山俊之(ヤクザに憧れるもバンドマンで名を馳せる)、宇梶剛士(元ブラックエンペラー総長でのちに俳優に)、阿部譲二(若かりし頃からヤクザやって、何度かお縄ちょうだいしてのちに作家)など強烈な面々がアウトローな対談を繰り広げる。
最後に掲載された松尾貴史の項で、中島らもラストの台詞が「あー、今日はおもろかったわ」なのが、中島らもの全人生に対する締めの一言のようで、なんだかジーンとくる。
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中島らものその他の本【書評一覧】 > 何がおかしい
中島らも遺稿集の第二弾。
『論座』に連載していた笑いに関する評論(あまりにも過激と判断され掲載されなかった未発表分含む)、漫才、コント集、対談などが収録されている。
また、2003年に収録されて放送されなかったラジオ番組が収められたCDが付いてくるのもファンには嬉しい。このCDには、社会的弱者へのやさしいまなざしが感じられる、かの名曲、「いいんだぜ」の弾き語りがノーカットで収録されている。
『論座』での評論は、中島らもの集大成とするにふさわしい内容だった印象がある。
「笑い」についての考察。
雑誌の方向性から、全体的に多少お堅い内容となっている。
特に笑いと差別に関する論考では、いつになく真剣な、研ぎ澄まされたナイフの先のような鋭い怒りが感じられた。あのらもさんが本気で怒っていた。
読んでいてなんだか涙が出た。
そんなエッセイだった。
ちょっと高いけど、中島らもファン必見の一冊。
でもファンじゃないならちょっとあれね。
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