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松尾スズキのエッセイ【書評一覧】 > 大人失格
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松尾スズキの初エッセイ集。
最初ということで気合が入っていたのか、松尾スズキのエッセイの中では一番面白いんじゃなかろうか。
「私はブスの味方だ」と公言し、チャゲアスのファンにはなぜブスが多いか、や、ブスがクラスで一番のハンサムにほれるのはなぜか、など、独自のブス論を展開する「全てのブスの明日のために」あたりが笑えてよい。
その他、差別と「面倒力」の関係を指摘した「『面倒力』の脅威」や、「感じない」がウリのAV女優の喘ぎ声を聞いて嘆く「感じないでMちゃん」、なぜか芝居を頑なにジャパニーズヒッピーの集いだと信じきっている狂人と出会った話「距離のテロリズム」など、読み応えのある笑えるエッセイが多数。
巻末には子どものころを振り返るちょっとした自伝「子供失格」が掲載。
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松尾スズキのエッセイ【書評一覧】 > この日本人に学びたい
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作品名: この日本人に学びたい 作家名: 松尾スズキ ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 楽:☆☆☆☆☆★★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆☆★★ 松尾スズキその他のエッセイ |
奇才松尾スズキが芸能人、有名人、殺人犯などについて好き勝手いうエッセイ集。
益子直美、河合かずみ、酒鬼薔薇聖斗、ドロンズ、裕木奈江などなど。
その内容は褒めてんだかけなしてんだかといった感じなのだけど、まあ結局完全にバカにしてます。野田秀樹の毒舌エッセイ風。
内容のすごさは「なぜだろう。ブスは普通あまり人が行きくない場所に多く生息する」や「『ブスが過ぎてもう肉眼では見えない』ほどにブス」などの名言からおしはかっていただきたい。
また途中、芸能人にちなんだ小説が2話(「小説・哀川翔『コーナー、持てよ」「小説・林葉直子『あたしを口説く勇気ある?』」)挿入されるのだけど、個人的にはそれが好きだった。
これらはプレ『同姓同名小説』といった作風で、弱冠話もリンクしてたりする。
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