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原田宗典のエッセイ【書評一覧】 > 本家 スバラ式世界
作品名: 本家 スバラ式世界 作家名: 原田宗典 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 原田宗典その他のエッセイ |
『十七歳だった!』を紹介したときにも書いたけど、この人の文章は驚くほど大槻ケンヂと似ている。
根あかなオーケンといった感じだ。
まあもっとも根が明るくなってしまってオーケンのオーケンらしさが保たれるかは知らないけど。
『スバラ式世界』シリーズの第3弾。
と書いている僕が1と2弾をまだ読んでいないのが微妙なところだけど、ええい、ままよ。
免停講習にいって暴走族の少年とにっこり会釈させられたり、人間ドックに行って肛門に指をつっこまれたり、学生時代に飯を求めて友達の家をたらいまわしになったり、温泉で彫り物のある方々に囲まれたり、etc。
といった、過去におきたアワアワした出来事を、一話15ページほどの少しボリューム多めなエッセイとして綴る。
あとがきは、エッセイにもH君として出てくる、写真家で友人の久山城正。
友人からみた原田宗典の様子(かなり慕われている!!)と、久山の撮影した原田の写真が掲載。
この人のエッセイは根あかなぶん僕の趣味とは弱冠ずれちゃうんだけど、数十冊ある中、どこをとっても同程度笑えるんじゃないかと予感させるものがある。もちろんいい意味で。
「あとがき」で本人が述べているが、「なんとか相手を楽しませようとしてきただけ」という原田の思いが伝わってくるようなエッセイだ。
とりあえず笑える本に飢えたときには間違いなさそう。
追記:
本とは関係ないけど、2013年9月7日に覚せい剤所持で逮捕されたとか。
やけに「原田宗典 エッセイ」検索してくる人が多いとおもったらそういうことか。
そして僕はこの人のことをほとんどまったく知らないんだけど、このエッセイを読む限り「そんな人にはとても見えませんでした。私もニュースを聞いて驚いているところですぅ」といったところ。
しかしどこかで読んだか誰かから聞いたかで、坑うつ剤を飲んでる話しなんかも聞いてたし、やっぱり闇を抱えてたんだねえ。
っていけない、定番のワイドショーのコメントみたいになってる。
とにかく綺麗な身での復帰を祈る。
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原田宗典のエッセイ【書評一覧】 > 十七歳だった!
この人のエッセイを読んでいると、大槻ケンヂのエッセイを読んでいるような錯覚に陥る。文体が驚くほどそっくりなのだ。これはきっとオーケンの影響を受けたに違いない、って多分それは順序が逆。
内容は著者のバカバカしくも楽しかった高校時代を振り返る、といったもの。今で言う「リア充」を地で行く高校生かつ。いけてない上に男子校という思春期の二重苦を味わった僕としては、この手の青春モノはダメだろうとタカをくくっていたのだけど、まあ意外に結構楽しめた。17歳はみんな17歳なんだね。
割とみんなにおススメですが、特に男性におススメの一冊。
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